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Press Release

GE、航空機転用型ガスタービン事業へ投資、 変容を遂げるエネルギー市場に対応

October 09, 2018
  • 今後3年間で航空機転用型技術およびサービスソリューションに2億ドル以上を投資

  • クロスフリートソリューションを拡大し、シーメンス、ロールス・ロイス、プラット・アンド・ホイットニー、三菱のガスタービンをGEの航空機転用技術によって性能を向上、受注残は1500万ドルに

  • 拡大する保守サービスへのニーズに対応すべく、ヒューストン・ サービスセンターの拡張計画を発表

【米国・ヒューストン 2018年10月10日】 GEパワー(NYSE: GE)は本日、今後3年間で同社の航空機転用技術およびサービス部門に2億ドルを超す規模の投資を行い、新製品の導入や保守サービス機能の拡充を図ることを発表しました。再生可能エネルギーの供給バランスを保つために一層の運用柔軟性が求められる送電網のニーズを踏まえ、航空機転用事業に大きな機会があると考え、ヒューストン・サービスセンターや、OEMメーカーの航空機転用型や重構造型ガスタービンの性能を向上させるクロスフリートソリューションの拡張に注力していきます。

GEパワーがホワイトペーパー「Reimagining Our Electricity Future(電力の未来を見直す)」の中で述べているように、分散化、デジタル化、脱炭素化の進展により、世界のエネルギー市場はダイナミックに変化し続けています。再生可能な燃料資源は10年以上もの間、2桁の伸びを続けており、今後もこの傾向は続くと見られています。

Technavioの2016年の調査によると、世界の航空機転用型ガスタービン業界は、2016年から2020年までの5年間で年平均5%近い割合で成長すると予想されており、再生可能エネルギーの供給バランスを保つ上で航空機転用型タービンが主力技術になる可能性が高いと考えられます。こうした出力変動を調整する必要性が増大することで、従来の発電事業者はより運転柔軟性を高める必要に迫られており、出力が不安定な再生可能エネルギーを調整し、グリッド安定化のためのサービスが一層頻繁に求められるようになります。ダウンタイムの発生は多大な損害を引き起こしかねないため、事業者にとって運転の継続性を確保しながら保守・点検作業にかかる時間を最小限に抑えることのできるよう計画することがかつてないほど重要になります。

GEパワーサービス事業部航空機転用ガスタービンサービス担当ゼネラルマネージャーであるマーティン・オニールは次のように述べています。「ガスタービン技術における世界最大のメーカー兼サプライヤーとして、当社は最高の航空転用型タービンソリューションの開発に取り組んでおり、非常に複雑でダイナミックな市場において顧客が必要とする柔軟性の高い発電設備を提供できる独自の立場にあります。そのため、引き続き新たな投資を行い、運用柔軟性や安定性、パフォーマンスを高めるための新たなサービスソリューションを開発し、他のメーカーの機器を使用する発電事業者や産業事業者に提供していくことが非常に重要になります」

クロスフリート:GEの航空機転用型ガスタービンによる性能の向上

GEは、シーメンス、ロールス・ロイス、プラット・アンド・ホイットニー、ウエスチングハウス、三菱などのOEMメーカーのガスタービンをGEの航空機転用技術によって性能を向上できるよう、同社のクロスフリートソリューションを拡大しています。GEはすでに1500万ドル超の航空機転用型技術を用いたクロスフリート導入依頼の受注があることを発表しました。

これは、2015年11月のアルストムのパワー事業の買収によって得た蒸気タービンや、発電機、排熱回収ボイラーなどの広範囲にわたる技術や他のOEMのタービン整備の技術と合わせ、GEアビエーションでの経験を基に40年以上にわたって蓄積されてきたGEの航空機転用技術の経験を最大限活用するものです。

オニールは次のように述べています。「弊社の航空機転用型タービンに入れ替えることによって、 他のOEMメーカー製ガスタービンフリートのパフォーマンスや有用性を高めるためのプロジェクトがすでにいくつか進められていることをとても嬉しく思います。すでにシーメンスやロールス・ロイス、プラット・アンド・ホイットニーのタービンについて、ジャマイカやオーストラリア、オランダをはじめ複数の国や北海での海上石油プラットフォームなどで航空機転用型ガスタービンによる新装プロジェクトを実施しています」

今回の発表に先立ち、GEは今年5月にシーメンスおよび三菱重工業製のSGT-800 と501F M501Fの2つのユニットをはじめとする他社製ガスタービン向けのクロスフリートソリューションに対して2億ドル以上の受注が確定していることを発表しています。

ヒューストン・サービスセンター

GEパワーは、航空機転用型事業において世界最高水準のパフォーマンスを維持するため、LMシリーズの航空機転用型ガスタービン向けとして最大のサービスセンターであるヒューストン ・サービスセンター(HSC)でより早い整備を行えるよう更なる投資を行うことを決定しました。HSCは、昨年1年間で広範なエンジンの総点検作業やモジュールのアップグレード及び修理のために34万人時の作業量を投じ、60カ国470社以上の事業者をサポートして顧客の問題解決にあたりました。今回の投資計画により、HSCは施設の改良を実施し、約40名の人員増を行い、デジタル分野への投資を実施することで、現在の年間500台ペースの体制から拡大し、他のGEの修理センターよりも多くのエンジンやモジュールに対応できるようになります。

GE及びHSCと長期的な関係を持つNRGが運営するウォルナットクリーク発電所のマネージャーであるリック・マクファーソンは次のように述べています。「昨年、当社は修理のためにスーパーコアモジュールをHSCに送りました。管理、技術の両方のスタッフが補修作業の進行状況について、システムを通じて正確なスケジュールや各ゲートでの修理の進捗状況についての最新情報を提供してくれました。10分以内に起動できる柔軟性の高い当社の航空転用型フリートは、再生可能エネルギーの活用についてカリフォルニア州が設定する野心的な目標を達成するために最適です。今後も当社はHSCのGEチームと協力していきます」

2018年にNRGの債務減額のための移行計画の一環としてウォルナットクリーク発電所の所有権がクリアウェイ・エナジーに移管されました。カールスバッド発電所は、今年の下旬に計画されているプロジェクトの商業化まではNRGが所有します。どちらの発電所もNRGが運営を続けます。

また、GEパワーは南カリフォルニア・エジソン社(SCE)のような顧客のニーズを満たすことができるように、航空機転用技術を継続的に発展させるための投資をすることとしました。すでに1年近く運用されているハイブリッドガスタービンはGEパワーとSCEが協業で開発したものです。GEの航空機転用並びに蓄電技術を用い、SCEは温暖化ガス排出量の6割削減及び起動回数の5割削減を達成しています。

GEについて

GEはエネルギー、医療及び輸送など、現代生活の基盤となる課題に挑戦することで世界の成長を促します。最高水準の工学技術をソフトウェアやアナリティクスと組み合わせることにより、GEは世界中の仕事の効率性、信頼性、そして安全性を支援しています。125年以上にわたり、製造の未来を築いてきたGEは、現在アディティブ製造、素材工学、そしてデータ分析の先端を担っています。GEの多様な社員はグローバルで献身的であり、誠実かつ情熱的に業務に取り組むことでGEの理念を実現し、お客様に成果をお届けします。詳しくは http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。

GEパワーについて

GE パワーは、発電から利用まですべてのエネルギーバリューチェーンにおいて機器、ソリューション、サービスを提供するグローバル・リーディングカンパニーです。180以上の国に展開するGEパワーの技術は世界の発電量の1/3 を生み出し、機器は世界の送電事業主の9割以上に採用され、ソフトウェアは世界の電力の4割以上を管理しています。絶え間ない技術革新と顧客企業との継続的なパートナーシップを通して、未来のエネルギー技術を開発し、今日必要不可欠となっている電力網の改善に努めています。詳しくはwww.ge.com/powerまたはGE PowerのTwitter LinkedInのアカウントをご覧ください。

GEパワーサービス事業部について

GEパワーサービス事業部はスイス・バーデンに本拠を置き、GEの顧客企業のプラント資産全体のライフサイクルを通じて世界規模のサービスソリューションを提供しています。全世界で2,800を超える顧客企業、90を超す発電装置ブランドの28,000基以上(インストールベース)の発電設備のサポート実績があります。同事業部ではインダストリアル・インターネットを活用し、ソフトウェアやビッグデータ分析によってライフサイクル全体を通じて提供するサービスのパフォーマンスを向上しています。詳しくは www.ge.com/power/services またはGE Power ServicesのLinkedInアカウントをご覧ください。

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* GEの商標は1カ国もしくは複数の国で登録されている可能性があります。

本件に関するお問合せ先:

クレアブ株式会社 GEジャパン広報担当: 西川・惠木・渡辺
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TEL: 03-5404-0640 FAX: 03-5404-7120


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