Skip to main content
×

GE.com has been updated to serve our three go-forward companies.

Please visit these standalone sites for more information

GE Aerospace | GE Vernova | GE HealthCare 

Press Release

GE、産業用機器に画期的なアセット・パフォーマンス・マネージメント(APM)ソリューションを提供

May 08, 2016

Predixを利用した包括的でエンド・トゥ・エンドなインサイト(知見)を産業機器のビッグデータ解析に活用し、機器の稼働時間や平均15%と機器の性能向上に効果を発揮
 

※当プレスリリースは米国時間4月25日にGEデジタルから発信されたリリースの抄訳です。

【ドイツ・ハノーバー2016年4月25日】 GEデジタル(NYSE: GE)は本日、アセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)ソリューションを発表しました。このAPMはGEのPredixプラットフォーム上で稼働する最初の商用アプリケーションです。事業者は設備資産の信頼性、可用性を向上させるために、ビッグデータとクラウドベースの分析技術を利用することができ、それによって総所有コスト(TCO)の最小化、GE製、他社製に関わらず設備資産の運用リスクを低減することが可能となります。
APMは新しいコンセプトではありませんが、従来は設備資産を監視し、保守するためには異なるベンダーから提供されるソリューションを統合しなければならず、これらの設備資産から生成されるインダストリアル・データをサポートする包括的なソリューションはありませんでした。例えばエンタープライズ・アセット・マネジメント(EAM)、エンタープライズ・リソース・プランニングシステム(ERP)を利用すれば、装置の稼働状況や、保守の履歴がわかります。しかし、ビッグデータ技術を活用し、膨大な診断データを分析することはできず、機器の問題を予知・防止することもできませんでした。
Predix上で動作するAPMはGEが持つ設備資産の物理的特性に関する知見と、産業用ソフトウェア分野におけるGEの専門技術を合わせ、アセット・パフォーマンス・マネジメントのためにユニークなクラウドベースのソリューションを提供します。GEはPredixプラットフォームを活用することで記録的なスピードで包括的なソリューションを開発することができました。Predixは開発者に強固なセキュリティ、リアルタイム・データ・マネジメント能力、クラウド・インフラ・マネジメントを提供し、より簡便にアプリケーションを開発し、保守することを可能にします。
GEデジタル、Predixアプリケーション担当ゼネラルマネージャーであるデレク・ポーターは以下のように述べています。「インダストリー向け機器を製造し、保守してきたGEの深い専門知識があるからこそ、実際のビジネスオペレーションとインダストリーで求められているニーズを満たすインサイト(知見)を理解することができました。」「APMソリューションを商用化し、市場に投入することで、お客様にもGEが培ってきたベストプラクティスをご活用いただけます。」
GEは数十年にもおよび産業機器にたずさわってきた経験をもとに、以下の3層のAPMソリューションを提供します。

  • Machine and Equipment Health(マシン&エクィプメント・ヘルス)によって、時間や場所を問わず、設備資産の統一された視覚化が可能となります。それによって、多層化された装置の稼働状況を把握することができ、設備資産に関するデータの収集と報告に要する負担が軽減されます。結果的に、より迅速な対策がとれるようになります。
  • Reliability Management(リライアビリティ・マネジメント)によって、装置の問題の予兆を発見します。それに従って保守計画をたてることによって、問題を回避し、高コストな予期しないダウンタイムを防ぐことができます。部門横断的なコラボレーションツールでさまざまな事象や問題を整理することができ、保全、運用、エンジニアリング等のための一元的な設備資産の状態に関する「情報源」となります。
  • Maintenance Optimizer(メインテナンス・オプティマイザー)」は、機器の寿命と保守コスト、およびリスクとのバランスがとれた、最適な長期保守計画の構築に寄与します。このMaintenance Optimizerは、2016年後半に発売予定です。


GEはまたGEデジタルのBrilliant Manufacturing Software Suite(ブリリアント・マニュファクチャリング・ソフトウェアスイート)の最初に商用可能となったモジュールである、「Efficiency Analyzer(エフィシェンシー・アナライザー)」を発表しました。製造時に生成される、自社のビッグデータを活用しようとする製造業の企業はこのEfficiency Analyzerを利用して、市場ニーズの把握から、ニーズを生産に反映させるまでのリードタイム短縮に取り組むことができます。このモジュールは機器および生産効率の分析をおこない、操業状態の可視化をすすめ、ボトルネックを特定して、歩留まりを改善することで、装置のダウンタイムを短縮し、スクラップや保守に要するコストを削減することに貢献します。
このEfficiency Analyzerについて、GEは新たな導入アプローチを提案しています。SaaS価格モデルと既存のITへの影響を最小化させることによって、このアプローチはオペレーションテクノロジーの導入に対する、製造業ユーザの認識を完全に変えるでしょう。
GEはブリリアント・マニュファクチャリング・ソフトウェアを自社の工場でも導入しています。GEトランスポーテーション、アドバンスト・マニュファクチャリング・ブリリアント・ファクトリー・リーダーであるブライス・ポランドは以下のように述べています。「GEはこのソフトウェアによって計画外のダウンタイムを著しく減らすことが可能となり、プラントの生産効率を高めることに成功しています。」「GEのデジタルスレッド戦略の一環として、2016年中に機械と部材の可視化を400%向上させます。」

GEのPredixプラットフォーム
Predixは、お客様の産業用途の機器に見合った適切なセキュリティや規模、スピード等に対するニーズを満たすために設計された産業向けのクラウドベースのプラットフォームです。GE社内のみならず、社外やボーイング、コノコ・フィリップス、ピツニー・ボウズといったPredix上でアプリ開発をおこなうようなお客様も含めて現在7,500名を超える開発者によって支えられています。Predixによって、GEのお客様に対してAPMやBrilliant Manufacturingソリューションのような先進的なソフトウェアを素早く効率的に開発し、スムースに導入することが可能となっています。GEはこの両ソリューションをハノーバーメッセでご紹介します。

GEデジタルについて
GEデジタルは産業機器のデータを強力なアナリティクスを、コネクトさせインダストリアル分野のお客さまに価値あるインサイトをご提供し、機器やオペレーションをより効率的にいたします。優れた人材とソフトウェア開発力によって生産性、有用性の向上、長寿命化を目指し、デジタル・インダストリアル領域での変革を推進します。

【報道機関からの問い合わせ先】
GEジャパン株式会社
コーポレートコミュニケーション本部 担当:小池
Tel: 03-5544-3847
E-mail: [email protected]
 


business unit