航空・石油/ガス・鉄道輸送・ヘルスケアおよびエネルギー産業の業績を改善
- AT&T、シスコおよびインテルとの新たなパートナーシップに基づき、時間・場所を問わず産業機器にアクセスし、データフローの改善が可能
- 2014年にはプラットフォームをサード・パーティーや開発者にも開放
- 業界初の予測型ソフトウェア・プラットフォーム、Predixに基づく、新たなデータアナリティクスソリューション
GEは本日、航空会社、鉄道、病院、電力会社や石油・ガス会社に おいて、予期せぬダウンタイムを最小化させ、生産性向上や予防保守管理、燃料コスト削減、排出ガス削減を可能とする、14種類の新たな「Predictivity」ソリューションを発表しました。このGEのソリューションは、業界初の予測型ソフトウェア・プラットフォームであるPredixによって、標準的かつ安全な方法で産業機器、産業用ビッグデータ、および人々を結びつけます。GEではまた機器同士の有線・無線での接続性を向上させるため、AT&T、シスコ、インテルを含む新たなパートナーと技術的基盤のエコシステムを構築・拡張します。
「産業データは単に量が多いというのではなく、最も重要であり、かつ複雑なビッグデータです。私どもの最大の挑戦課題でもありチャンスでもあるのは、このビッグデータを確実に管理・分析し、お客様や社会に提供し、より良い成果を生み出すことです。GEは従来よりも予測性の高いソリューションを開発し、センサを装着した機器の性能・実績を常時測定します。これによってお客様は、予期せぬダウンタイムなく、生産性の向上を実感することができます。産業機器の性能を観察・予測・変更をおこなうことにより、インダストリアル・インターネットを通じて、航空・鉄道・発電所などの効率的な運営をサポートすることが可能になります。」とGEの会長兼CEOであるジェフ・イメルトは述べています。
GEは、本日発表した14種の新たなソリューションを含め、現在全24種のPredictivityソリューションをお客様へ提供しています。これらは、資産および運用の最適化、また産業機器や機器全体の運営を管理し、効率的な稼働・燃料消費の低減・より効率的なサービス提供を可能とし、予期せぬダウンタイムを最小化する、柔軟なソリューションです。
昨年、お客様には様々な側面にわたって改善された結果を実感いただきました。St. Luke's Medical Center では、患者や設備データの管理・分析にGEのソフトウェアを使用し、ベッドの空き時間や患者の待ち時間を51分間短縮しています。ブラジルのゴル(GOL)航空では追跡・分析ソフトウェアを用いて、最適な飛行ルート、燃料消費を促し、今後5年間で9,000万ドルの費用削減を実施します。
GEは昨年発表した10種のソリューションで4億ドルを受注し、現時点までで2.9億ドルの売上を得ています。GEはサービス事業分野における1,600億ドルの受注残の収益性をさらに高め、新たな技術開発を促進し、既設の産業機器からは年間3-5%の売上増を、またソフトウェア自体は年間15%以上の売上増を目指します。
本日発表された以下の14種の新技術に関し、既に14社のお客様に導入を決定・予定しております。
資産の最適化オペレーションの最適化
- The Drilling iBox System (Oil & Gas)
- ReliabilityMax (Oil & Gas)
- Field360 (Oil & Gas)
- System 1 Evolution (Oil & Gas)
- LifeMax* Advantage (Power & Water)
- PowerUp (Power & Water)
- Rail Connect 360 Monitoring and Diagnostics (Transportation)
- Non-destructive Testing Remote Collaboration (Oil & Gas)
- Hof SimSuite (Healthcare)
- Cloud Imaging (Healthcare)
- Grid IQ? Insight (Energy Management)
- Proficy MaxxMine (Energy Management)
- Flight Efficiency Services (Aviation)
- ShipperConnect (Transportation)
■Predix について
産業界は現在、産業機器から生成されるデータが、その他のビッグデータ・セグメントの2倍に増大する時代に突入しています。GEは高度に複雑な規模・量・スピード・セキュリティ・規制を有する産業ビッグデータを処理する新たな共通プラットフォーム「Predix」を構築しました。これによってGEの開発部門は、ジェットエンジンからMRIスキャナーに至るまで、いかなるシステム・工程・機器に関しても対応可能であり、インダストリアル・インターネットを通じて、遠隔地から監視、制御、改善することができます。このプラットフォームを活用した新ソリューションは、顧客の既存のソフトウェアや、データ管理機器と容易に統合し、生産性を向上させ、無駄を省き、業務運営を改善させることができます。
Predixは自社やクラウド環境下において、分散コンピューティング、分析技術、資産管理、機器間通信、モバイル技術を結合させることが可能です。新たなPredixプラットフォームの構成にはPredix Machine, Predix Insight, Predix AssetとPredix Experienceを含みます。これらは産業機器をよりインテリジェントに、またそれぞれの産業機器個々に必要とされるより先進的な資産管理能力を付与し、移動の多いエンジニア等に、先進的でモバイル機器等を通じたユーザー経験を提供します。Predixに関するさらに詳しい情報は www.gesoftware.com/predix をご覧ください。
GEは2014年に、ソリューション・プロバイダー用のPredixテクノロジー・サード・パーティー・パートナー/デベロッパー・プログラムを発表し、最先端のPredixプラットフォーム技術と自社のソリューションとの統合化を図る予定です。
■インダストリアル・インターネットのパートナーシップについて
拡大するGEのインダストリアル・インターネットのエコシステムとして、本日新たに下記の3社とのパートナーシップを発表し、Predixプラットフォームを強化し、グローバルな産業界でまた新たなPredictivityソリューションを提供することが可能となります。アマゾン ウェブ サービス、アクセンチュアそしてPivotalとのコラボレーションに続く、この新たな3社とのパートナーシップにより機器間の有線・無線通信能力が改善され、インダストリアル・インターネットに接続された機器向けに安全で堅牢なネットワークの構築や、バーチャルな機器制御が実現できるようになります。
・ AT&TとGEは、インダストリアル・インターネットのために、GE製の機器とAT&Tのネットワーク、クラウド環境と接続し、きわめてセキュアなワイヤレス・コミュニケーション・システムを構築します。 このシステムの利用者は、世界のどこにいても、産業機器の遠隔監視や分析、また保守管理をおこなうことができるようになります。
・ シスコとGEは、これまでのパートナーシップの対象範囲をさらに石油/ガス、鉄道、ヘルスケア、発電分野を含む主要な産業にまで拡大します。オープン標準を使用することで、両社のコラボレーションにより機器間の高度な分析とデータのためのインテリジェントなネットワークが構築できるようになります。
・ インテルとGEは、GE Predixプラットフォームにおける組込み仮想化、クラウドベースで標準化されたインターフェースに取り組みます。これにより、機器向けソフトウェアのアップグレードを迅速に行い、GEの産業機械に接続するグローバル通信サービスプロバイダのためのオープンなインフラ実現に寄与します。
GEについて
GEは、世界が直面している困難な課題に取り組む企業です。人材とテクノロジーを最大限活用して、インフラ構築、電力供給、運輸や医療、金融に関わるソリューションを提供しています。日本においてGEは、より安全でクリーンなエネルギーの供給や、急速に進む高齢化に対応する医療サービスなどに取り組んでいます。これらの課題を解決するために、技術革新を進め、ステークホルダーと協働して、日本の再生と持続的な成長を目指しています。エジソンを創始者とするGEは、イマジネーションを大事にするとともに、実行する会社でもあります。課題解決のために行動を起こす、それがGEです。日本におけるGEの活動については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。
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