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Press Release

GEヘルスケア・ジャパン、核医学領域に新しい価値を提供する「Discovery NM/CT 670 Q.Suite Pro」を発表

November 05, 2014

~臓器ごとの絶対定量値の計測。フォローアップや術後の評価の質を高める~

 

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:川上潤)は、11月6日(木)、SPECT装置(単光子放射断層撮影装置)と診断用CT装置(コンピューター断層撮影装置)を一体化したSPECT/CT*1 装置の最上位機種「Discovery NM/CT 670 Q.Suite Pro(ディスカバリー・エヌエムシーティー・670 キュースイート・プロ)」を、先進の診療を手掛ける大学病院や基幹病院を主対象に発売開始します。

今回発売する「Discovery NM/CT 670 Q.Suite Pro」は、これまでのDiscovery NM/CT670の機能をさらに充実させ、定量解析機能を持つソフトウェアと、より低被ばくで定量解析を行う機能を搭載し、核医学の新しい価値を創造するプレミアムSPECT/CTです。


■臓器ごとの絶対定量値やSUV(定量値)を算出。精度の高い効果判定と予後予測を患者さんに提供
2011年、当社初の16列診断用CTを組み込んだSPECT/CT, Discovery NM/CT 670を発表しました。それまで相反関係にあった画質・検査時間・被ばく量を総合的に改善し、画質を高めながら短時間かつ低被ばくでの撮像を実現し、1回の検査で薬剤の集積を見る質的な診断(定性)が可能となりました。一方、診断指標に使用されるSPECT装置の定量値は、相対値による定量評価が一般的で、より高い精度での絶対値を算出することが求められてきました。今回発売のDiscovery NM/CT 670 Q.Suite Proは、新開発のQ.Metrixソフトウェアを搭載したことで、薬剤の集積を定量値(MBq/ml*2 やSPECT SUV*3)で算出することを可能とし、臓器や領域ごとの定量値を求め、解析することが可能となりました。これによって、目的の臓器や領域への放射性医薬品の取込量の算出、術後のフォローアップや評価を行えるようになります。また、Q.MetrixはSPECT検査で使われる様々な放射性核種に対応しているため、骨転移、肝臓、肺、脳、心臓、腫瘍、腎臓など、現在行われている主なSPECT検査で使用可能です。さらに、Q.ACソフトウェアを搭載することで、定量値算出に不可欠なCT吸収補正による被ばくを、精度を保ったまま低減することが可能になりました(自社製品比 従来の1/20まで低減)。

Discovery NM/CT 670 Q.Suite Pro

Q.Metrixによる結果画像(副甲状腺SPECT/CT検査)


新開発のQ.Metrixは、SPECTとCTのSegmentationツールを利用して、放射性医薬品の摂取量をMBq/mlで表すことができます。さらに、患者さん情報(身長、体重など)を合わせることで、現在PET検査で使われているのと同じ計算に従ったSUV(SPECT SUV)も算出します。 Q.Metrixで算出される定量値は、以下の様な目的で利用できることが期待されています;

  • 目的とする領域への放射性医薬品の取込量の算出 (MBq/ml)
  • SPECT SUV値を利用して、複数の集積部位の比較
  • 検査毎の統計的な比較
  • フォローアップや術後の評価


当社はSPECT/CT装置の「Discovery NM/CT 670」、「Discovery NM630」シリーズ、国内初の半導体検出器搭載SPECT装置「Discovery NM 530c(ディスカバリー・エヌエム530シー)」(2010年11月発売)と「Ventri(ベントリ)」(2008年10月発売)の心臓検査専用装置、ならびに汎用型の「Infinia」シリーズ(2004年8月発売)と、多彩な製品の市場投入で医療機関のニーズにきめ細かく応え、今後も、画質の向上や検査効率のアップなど臨床現場を強力に支援する技術や、被ばく低減など患者負担の軽減や患者の快適性につながる機能の開発に全社を挙げて取り組み、「人にやさしい、社会にやさしい」医療の実現を目指します。


製品名: Discovery NM/CT670 Q.Suite Pro
薬事認証名称: 核医学診断装置 Discovery NM/CT 670
発売日: 2014年11月6日(木)
医療機器認証番号: 222ACBZX00088000

その他、本資料に記載された装置の製品名/薬事販売名/医療機器認証・承認番号は以下の通り

製品名/薬事販売名/医療機器認証・承認番号

*1 SPECT/CTは、体内の構造物の形状や病変の位置などの形態情報の描出に優れたCT装置と、放射性医薬品を体内に投与し代謝や血流など生体内の生理学的・生化学的な機能を描出するSPECT装置を組み合わせ、病変部位の位置特定と機能診断を一度の検査で可能とした装置。
*2 Becquerel: 放射能量。1Bq=1秒間に1回の原子崩壊が起こること。Mega Becquerel: 1秒間に100万回の原子崩壊が起こる。Mega Becquerel per ml=絶対定量となる。
*3 半定量値。絶対定量値を投与した放射性医薬品の放射能(MBq)と体格(体重や体表面積など)で補正した値。

GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、世界が直面する困難な課題解決に取り組むGEヘルスケアの中核拠点の1つとして、1982年に設立されました。国内に開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えする、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスをお届けしています。CTやMRI、超音波診断装置などの医療用画像診断から、体内診断薬、細胞解析装置などのライフサイエンス(生命科学)まで幅広い分野にわたる専門性を駆使しながら、GEの世界戦略「ヘルシーマジネーション」で掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質の向上」の実現を目指します。2014年4月1日現在の社員数は2,100名、国内に本社および54カ所の事業拠点。
ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp(ライフサイエンス統括本部:www.gelifesciences.co.jp)。


<お問い合わせ先>
GEヘルスケア・ジャパン(株) コミュニケーション本部 ブランチャード/松井
Tel: 0120-202-021


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