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Press Release

GEは、ヨーロッパにおけるインダストリーのデジタル化を推進するために、インダストリアル・インターネットへの投資を拡大

June 15, 2016

GEはヨーロッパに新たなデジタルの拠点を開設し、250名の新たな雇用に加え、Predixエコシステム活用を推進

  • GEはスタートアップをインキュベートし、コラボレーションを加速させ、エコシステムをさらに広げるため、GEデジタルの拠点整備の一環として、初の「デジタル・ファウンドリー」をパリ市内に開設
  • インダストリアル・インターネットのオペレーティング・システムPredixを通じて、デジタル・インダストリアルに向けたツールやパートナーシップを拡大
  • GEは「ブリリアント・マニュファクチャリング」と「石炭火力向けデジタル・パワー・プラント」という2種類のPredixアプリケーションを発表
  • GEはTechnip, Numaなど、GEのソフトウェア・ソリューションを活用し事業変革を進める企業・団体とのコラボレーションを発表
  • インダストリアル・インターネットのソリューションを通じて2025年までにヨーロッパのGDPに対して年間1.7兆ドルの潜在的価値を示唆
  • 2016年にGEはデジタル関連で70億ドルの受注見込み

 

【パリ:2016年6月14日】 GEは本日、ヨーロッパにおけるデジタル事業を拡大し、新たな製品、パートナー、そして、ヨーロッパにデジタル・インダストリアルのエコシステムを拡大させるための新たなイニシアチブを発表しました。GEはパリに、エコシステムのハブ拠点として機能させるため、「デジタル・ファウンドリー」とよぶ新たなオフィスを開設しました。
GEの会長兼CEOであるジェフ・イメルトは次のように述べています。「ヨーロッパには生産性の変革を遂げるための人材とインフラが整っています。インダストリーのデジタル化はこの「生産性変革」というミッションの中核となるべきものです。」「私たちGEは、ヨーロッパにおける様々な企業が情報を知見(インサイト)に変え、そしてインサイトからアウトカムを生み出すインダストリアル・インターネットが実現できるように、これからもコミットしていきます。」
新たなデジタル・ファウンドリーはヨーロッパのカスタマーやパートナーをサポートし、パリ2区の歴史的建造物であるル・セントリアル(Le Centorial)に開設予定です。これはGEデジタルが地元のスタートアップをインキュベートし、お客様と新しいアプリを共同開発する、さらに、インダストリー向けアプリ開発のコミュニティを育成していくための施設です。パリのデジタル・ファウンドリーは年内にグローバル4か所への開設を計画している新たなネットワークの最初の施設です。パリのデジタル・ファウンドリーではエンジニアリング、データサイエンス、ユーザー・エクスペリエンスやデザイン・シンキングなどの職種に特化して、250名の新たな雇用を生み出す予定です。

デジタル・インダストリアルのエコシステムを拡大
インダストリアル・インターネットのための、GEのオペレーションティング・システムであるPredixと開発者向けポータルサイトPredix.ioがエコシステムを支え、サードパーティのソフトウェアエンジニアに、安全でセキュアな開発環境でインダストリアル・インターネットのアプリケーションを開発・導入し、プラットフォームの能力・機能向上を促すことが可能となります。この2月にPredixを一般開放して以来、すでに世界中で約11,000名の開発者がすでにこのPredixプラットフォーム上でアプリ開発をすすめています。
GEデジタルのCEOであるビル・ルーは次のように述べています。「ヨーロッパにおけるインダストリーのデジタル化はGEやそのパートナー企業といった企業からのリーダーシップや投資のみならず、民間企業と公的機関とのさらなるコラボレーションを必要としています。」「私たちは、新たなアプリを開発するため、お客様やパートナーと一緒にコラボレーションする当社の14,000名の開発者がいるオープンなプラットフォームを開発しています。」
デジタル・トランスフォーメーションを促す新たなサービス
最近の調査によれば、製品やサービスのデジタル化は今後5年の間に、ヨーロッパの産業界に年間売上として1,100億ユーロ以上を生み出すと算定しています。このトランスフォーメーションをさらに促すためにGEはお客様ニーズにフォーカスした画期的な製品を生み出します。
この2016年4月にGEデジタルは、Predix上で稼働する最初の商用可能となったアプリケーションとして、アセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)スイートとよぶ新製品を発表しました。本日、GEデジタルのソフトウェア・ラインアップとしてヨーロッパの主要顧客へ提供するために機能を向上させた2種類のアップデート製品を発表します。
GEパワーは新たに「石炭火力向けデジタル・パワー・プラント」ソフトウェアを発表します。このソフトウェアは、主要国においてCOP21における温室効果ガス排出目標の実現をサポートするという大きな役割を果たすために開発されました。このソフトウェアはYildrim(イルドリム)のようなヨーロッパの電力会社をサポートし、効率向上と石炭火力発電からの排出ガス低減を実現します。石炭火力は世界の電力の約4割を生み出します。GEパワーのこの新たなソフトウェアによって、CO2排出を2%低減させ、同様の発電量で比較した場合、年間の石炭消費を6万7,000トン減らすことが可能となります。
もう1つは、2016年第3四半期に予定していますGEデジタルの「ブリリアント・マニュファクチャリング・スイート」です。ブリリアント・マニュファクチャリングは生産工程における様々なデータを集約し、接続し、分析をする機能を有しており、そして、こうしたデータから生まれたインサイトを活用して、コストとリスクを調整しながら生産目標を達成することを支援します。この「ブリリアント・マニュファクチャリング」はGEの製造オペレーションを向上させるために自社工場で現在利用されている「ブリリアント・ファクトリー」を支える技術でもあります。
イギリスにおいては、ヘルスケアインダストリー専用に設計され、PredixベースのGEヘルスクラウドが利用可能となりました。2015年、シカゴにおける第101回RSNAにおいてGEヘルスケアから発表された、この新しいクラウド・エコシステムとアプリケーションによって、ソフトウェアやハードウェア、アナリティクスをつなぐことで効率を高め、病院内外の多くの専門家チームのさらなる協業を促します。
新たなカスタマーやパートナーによるアウトカムの創出
GEオイル&ガスとTechnip(テクニップ)は本日、新たなLNGプロジェクトを設計し、開発するための、新たなデジタル・ソリューションを開発するための覚書を交わしたことを発表しました。この2社はPredixアプリを共同で開発し、LNG施設のためのエンジニアリング、建設、試運転、スタートアップ、そしてオペレーションの各フェーズのためのデジタル・ソリューションを開発します。
ファウンドリー開設の一部としてGEはフランスにおける最初のスタートアップ・アクセラレータであるNUMAと、公共投資銀行(BPI)を含むフランス政府機関のパートナーシップを発表し、この地域の有望なアイディアあふれる団体やスタートアップを発見し、育成することを目指しています。
NUMAのCEOであるMarie-Vorgan Le Barzic(マリ-ボルガン ル バルジック)は次のように述べています。「このパリにGEのヨーロッパにおけるファウンドリーのヘッドクォーターが開設されたことは大いなる機会だととらえています。そして私たちはGEデジタルと密に連携し、インダストリアル・インターネットのためのイノベーション・エコシステムを創造します。私たちは、複雑なインダストリーの課題に対するソリューションを見つけるため、スタートアップやデータサイエンティスト、ソフトウェア開発者やソフトウェアの専門家とのコミュニティを築いていくことには自信があります。」
このほかにもGEのソフトウェア・ソリューションを活用して、ビジネスの変革を起こそうとしているヨーロッパの企業の取り組みをご紹介します。

  • A2A(エイトゥーエイ)は継続利用できないと考えられていた発電施設を蘇らせるべくイタリア北部のChivasso(キバッソ)発電所にオペレーション最適化のためのソフトウェアを導入しました。この技術はA2A発電施設をおいて、GE製の機器であるかどうかに関わらず、そして幅広い機器に対して、エンタープライズデータの可視化させ、施設の能力を向上させ、発電コストを下げ、信頼性を高めるためのオペレーション上の判断を支援する総合的な状況に関する知見を提供します。
     
  • AkzoNobel(アクゾノーベル)はインダストリアル・インターネットのソリューションを活用し、オペレーションを変革しようとしています。例えば、お客様によりよい成果を提供するためにスイスの製造拠点で、生産能力を20%向上させる一方で、リードタイムを短縮し、トレーサビリティを向上させようとしています。
     
  • Capgemini(キャップジェミニ)はGEデジタルアライアンスプログラムのパートナーの1社として、700名以上のPredix開発スタッフをトレーニングしています。キャップジェミニはPredixプラットフォームに対する幅広いサービスを提供し、GEグループのCurrent (カレント)と協業し、建物や市街地におけるセンサーやネットワーク・システムを通じて、産業領域のお客様らの消費電力を低減させ、新たな発電源を低拠し、新たな収益源をもたらすソリューションを生み出しています。キャップジェミニはまたGEヘルスクラウドの最初のシステムインテグレーターでもあり、ヘルスケア・プロバイダーや機器のための画期的なソリューションの提供を目指します。
     
  • Scottish Power Energy Networks(スコティッシュ・パワー・エナジー・ネットワークス)はフューチャー・インテリジェント・ネットワーク・サブステーション(FITNESS)プロジェクトのため、GEをデジタル・コントロール・システムのサプライヤーとして選定しました。このFITNESSは英国の、低炭素化経済への変革に向けたエネルギーセキュリティ・イニシアチブのひとつとして、スマートグリッドに向けた指針・方策を示すものです。GEはグリッド・スタビリティ・パッケージと統合したDSアジャイル・コントロールシステムと一緒に、インテリジェント・デジタル・サブステーション・ソリューションを提供します。
     
  • 世界最大のアンモニアや硝酸、窒素、リン酸、カリウムの製造者であるYara(ヤラ)はGEデジタルの、APMスイートの一部であるSmart Signalソリューションを採用し、運用の改善と機器の生産性向上を図ります。GEと協業をすることでYaraの製造部門は、イタリアのFerraraプラントを、このデジタル変革のパイロット設備として選び、プラントの稼働停止時間を短縮する狙いです。


イメルトは次のように続けます。「GEデジタルを設立し、Predixオペレーティング・システムをロンチして以来、私たちは約1万1,000名の開発者に協力を得て、100種類を超えるアプリの開発を進め、カスタマーから大変な評価を得てきました。」「GE社内において、私たちは生産性において5億ドルをもたらすでしょう。いまこそ、インダストリー分野は発想を切り替え、それぞれの事業の長期的な価値を高めるときです。」

GEについて
GEは「デジタル・インダストリアル・カンパニー」です。ネットワーク化され、レスポンスと予知能力に優れた、ソフトウェア融合型の産業機器とソリューションによって各産業の新たな時代を切り拓きます。GEは全組織で知識と経験を共有する取り組み「GE Store」を通じて、テクノロジーのみならずマーケットや仕組み、インテリジェンスを地域や事業部門を超えて活用することで、さらなるイノベーションを推進します。すぐれた技術、サービス、人材とグローバルな事業規模を携え、産業の未来を拓くリーダーとして、GEはお客さまによりよい成果をお届けします。詳しくは www.ge.com/jp をご覧ください。

報道に関するお問合せ
GEジャパン株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 小池
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