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Press Release

GEとベーカー・ヒューズ、総合的なデジタル・インダストリアル・サービス・カンパニー設立に合意

November 02, 2016

新会社「Baker Hughes, a GE Company」は石油・ガス産業にて
優れた生産性を提供するリーディングカンパニーへ
 

※本リリースは10月31日に発信されたリリースの抄訳です。

【ボストン・ヒューストン:2016年10月31日】 GEとベーカー・ヒューズは本日GEのオイル&ガス事業とベーカー・ヒューズを統合し、産業用機器とサービス運営を併せもつ、世界屈指の油田向けテクノロジープロバイダーとして新会社を設立することに合意したことを発表します。この新しい「ベーカー・ヒューズ」は石油とガスの産業領域において機器、テクノロジーとサービスを提供し、世界120カ国以上で売上規模320億ドルを誇ります。GEの専門的技術とベーカー・ヒューズの油田サービスの実績を統合し、新会社はカスタマーの生産性向上に向けて世界有数の機器とデジタル技術を統合したテクノロジーソリューションを提供できる企業になります。
両社の取締役会で満場一致で合意された内容に基づき、ベーカー・ヒューズの株主は、統合完了時には一株当たり$17.50を特別配当として受け取ることとなります。GEはこの統合後新会社の62.5%、ベーカー・ヒューズは37.5%の株式を取得します。この統合は2017年中頃までに完了予定です。
GEの会長兼CEOであるジェフ・イメルトは次のように述べています。「この統合は、どのような市場環境下においても成長が可能となる業界のリーダーを生み出します。オイル&ガスのカスタマーのニーズはより生産的なソリューションを求めており、GEとベーカー・ヒューズの技術的なイノベーションとサービスによって初めて実現するものです。」「GEオイル&ガスの事業を通して、カスタマーがベーカー・ヒューズに敬意を払っていることに感銘を受けていました。GEオイル&ガスはGEストア(*1)を高める主要な事業部門です。この統合はオイル&ガス産業のお客様に対してデジタル・フレームワークを提供する能力を加速することとなるでしょう。油田サービス向けプラットフォームは、デジタルだからできるサービスを当社のカスタマーに提供することができる重要なものです。私たちはPREDIX(*2)が業界標準になり、向上したカスタマーアウトカム(成果)が実現することを期待しています。GEの投資家はより強力な事業のオーナーになり、競争力を高め、両社のシナジー効果を発揮することでおおいにメリットを享受するでしょう。この統合によって2018年におけるGEの一株あたりの利益はおよそ$0.04上昇し、2020年までには$0.08上昇することが期待されています。」
ベーカー・ヒューズの会長兼CEOであるマーティン・クレイグヘッドは次のように述べています。「この競争力のある両社によって、業界最高水準の油田機器とサービスとデジタルテクノロジーをすべてのカスタマーとステークホルダーに提供します。両社の補完的な組み合わせにおって統合されたプラットフォームを構築することができます。新会社は最適化され、統合化されたソリューションを提供する能力を高め、お客様との接点を増やすことが可能となります。加えてベーカー・ヒューズの株主は一株あたり$17.50を特別配当として受け取ることができ、ビジネスをより強力に拡大させることによるメリットも享受することが可能となります。新会社は業界のリーダーとしてベーカー・ヒューズとGEオイル&ガスの社員は一緒になり、この業界で競争性を高め、カスタマーのためにイノベーションを推進する存在となっていくでしょう。」
さらに現在、GEオイル&ガス社長兼CEOであるロレンツォ・シモネリは次のように述べています。「カスタマーや株主に長期的な価値を提供し続け、両社はこの統合によって業界において強力な推進力を生み出すことが可能となるでしょう。この統合はまた両社の社員の期待感を向上させることにもつながります。GEオイル&ガスとベーカー・ヒューズは企業文化の側面からみてもきわめてフィットし、カスタマーの期待を上回るほどのコミットメントを共有しています。両社の社員は長期にわたり成長を遂げることで、より大きく、より強力な会社になることから大いなるメリットを享受するでしょう。ベーカー・ヒューズの専門領域、そして油田サービス分野におけるイノベーションを生み出す企業文化とGEストアからデジタルソリューションとテクノロジーを融合させることをとても楽しみにしています。」
補完的なアセットと統合されたサービスによって両社カスタマーには差別化されたサービスを提供することが可能となります。新会社はデジタルソリューションと卓越したものづくりの専門性、そしてGEストア由来のテクノロジーや、ベーカー・ヒューズが油田サービス事業で培ってきたこれまでの実績を融合させることとなります。両社であわせると320億ドルの売上規模となり、新会社の製品ポートフォリオはドリリング、組み立て・据付、ミッドストリームおよびダウンストリーム(精製・輸送など)向けの機器やサービスとなり、石油・ガス精製機器とサービス業界において2番目に大きな企業となります。カスタマーは継続的なイノベーションと価値のある成果を提供する統合に期待するでしょう。新会社はおよそ120カ国以上で事業をおこなうこととなります。また両社は減速している市場環境においても投資を継続し、補完的で競争力のある事業を視野に入れています。オイル&ガス業界におけるGEは製造業として、またテクノロジーソリューションを提供するサブシーとドリリング、回転機器、画像診断機器などはベーカー・ヒューズの製品ポートフォリオと統合することとなります。
両社は効率性と事業の成長を組み合わせることで本質的なシナジー効果を生み出します。2020年までに正味現在価値140億ドルから16億ドルのシナジーを生み出すことが見込まれています。コスト削減と同時に新会社ではこの業界が上昇するにしたがって成長することで多くのシナジー効果を発揮することとなります。
新たなベーカー・ヒューズはテキサス・ヒューストンとイギリス・ロンドンの2拠点を本社とします。ジェフ・イメルトが会長に、ロレンツォ・シモネリが社長兼CEOに、マーティン・クレイグヘッドが副会長に就任予定です。そのほかは両社の現在のメンバーが就任予定です。なお、この統合はベーカー・ヒューズ株主、規制当局その他の承認を前提としています。GEとベーカー・ヒューズは必要な承認プロセスのために政府や当局と密に連携することにコミットしています。
 


*1 GEストア:「GEストア」とはGEのすべての事業部門がテクノロジー、市場、組織構造、知見を共有し、活用できるしくみを指します。もっとも代表的な事例は、グローバル・リサーチ・センター(GRC)が、テクノロジーのハブとなり、開発した新たな技術を、複数の事業部門で展開できるように導入・促進します。例えばガスタービン用に開発をした高温耐性に優れ、軽くて強度のある新素材CMCは、次世代の航空機エンジンLEAPにも導入されます。こうしたテクノロジーやノウハウの水平展開は、現在、競合他社に対する「GEの競争優位のカギ」となっています。
*2 PREDIX:「PREDIX(プレディックス)」はGEが開発した産業向けクラウド・プラットフォームです。このPREDIXは、APM(アセット・パフォーマンス・マネジメント)をはじめとする数多くのアプリケーションを産業用機器と接続し、データ収集や分析を行い、リアルタイムに事業者に知見を提供することで産業用機器の性能向上や製造プロセスの全体最適化を図る役割を担います。
 


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