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Press Release

第13回「Signa甲子園2017」を開催

December 28, 2017

MRIの撮像技術の工夫を共有しMRI診断の質の向上を図る

~JCHO徳山中央病院(山口UM)岡本淳先生が金賞受賞~

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(東京都日野市、代表取締役社長兼CEO: 多田荘一郎)は、12月9日(土)、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)の先進的な撮像技術の工夫の共有を通じて、MRI診断の質の向上を図る「Signa甲子園2017」(MR Signaユーザーズミーティング・全国大会)を下記の通り、開催しました。

MRI 画像は、撮像を担当する診療放射線技師や臨床検査技師のテクニックに依存する面が大きいため、弊社では、GE MRユーザーがそれぞれの撮像技術の創意工夫などの情報交換や交流を行う「Signaユーザーズミーティング」を全国各地で開催しています。また、さらなる交流を図り、GE MRユーザーの皆様に先進的な撮像技術を習得していただけるよう、2005年よりユーザーズミーティング(以下UM)の全国大会である「Signa甲子園」を実施しています。 

13回目となる今回の「Signa甲子園2017」では、約120名の全国のGE MRユーザーの出席のもと、全国各地のUMから選出された12名の代表が、コンテスト形式で実際の臨床にすぐに応用できるアイデアの数々を発表しました。

会場にいる参加者全員による採点の結果、最優秀の金賞には、山口UM代表、JCHO徳山中央病院の岡本淳先生による「EC-MRA ~非造影息止め肺血管描出の試み」が選ばれました。

Agenda:第13回「Signa甲子園2017」

「Signa甲子園2017開催報告」
Signa甲子園2017は12月9日(土)、大阪府の千里ライフサイエンスセンターにて約120名のGE MRユーザーの参加のもと開催されました。今年は全国の22UMから25名のUM代表(UM地区予選でエントリーが5演題以上あった3つのUMからは上位2名を代表として選出)が選考会に参加。その中から、Signa甲子園実行委員会の厳正な審査のもと、12名の代表が選抜されました。当日はこの12名の代表が、実際の臨床にすぐに応用できるアイデアの数々を発表しました。

発表終了後、各UMの審査員および会場の参加者が、「画質」・「創意工夫」・「臨床的実用性」を総合的に評価し、以下の通り3名の入賞者が決定しました。

金賞:山口UM JCHO徳山中央病院 岡本 淳先生
発表演題:「EC-MRA ~ 非造影息止め肺血管描出の試み
発表要旨:主に造影MRA検査のために用いられるTRICKS法を用いて、造影剤を用いず、しかも息止めによる短時間で高画質な肺血管の描出を行うというアイデアが発表されました。

銀賞:神奈川UM 新百合ヶ丘総合病院 堀 大樹先生
発表演題:「Flow imaging with IFIR」
発表要旨:非造影MRA撮像法Inhance Inflow IRの撮像パラメータの工夫により造影剤を用いずにCSFの流れの様子を可視化するアイデアが発表されました。

銅賞:京滋UM 公立甲賀病院 中村 智洋先生
発表演題:「MRCP with C」
発表要旨:MRCP撮像において、CUBE法を用いて息止めで高分解能な撮像を実現し、濃縮胆汁でも良好な描出を可能とするアイデアが発表されました。

実行委員特別賞:北海道UM 札幌麻生脳神経外科病院 濵口 明巧先生
発表演題:「SWANでneurography」
発表要旨:SWAN法の撮像条件を最適化し、腰椎のMR Neurographyの撮像を行うというアイデアが発表されました。本特別賞は、実行委員メンバーが本大会審査員と同じ基準で最優秀演題を選出しました。

表彰式では、今回の「Signa甲子園2017」で実行委員長を務めた大阪UM 大阪医科大学附属病院 山村憲一郎先生から入賞者に楯の贈呈が行われました。

写真:Signa甲子園2017受賞者 (写真左より) 岡本淳先生、堀大樹先生、中村智洋先生、濱口明巧先生

Signa甲子園の大きな特長のひとつとして、全国のMRユーザーの交流を深めることがあげられます。毎年、大会では全国様々なUMでの情報交換を含め、ユーザー同士の親交が深められています。

また、もう一つの特長として、発表されたアイデアが大会後にMRユーザーの各施設ですぐに活用できることです。発表された内容はGE MRユーザーのCommunity Siteである『Signa・る』で公開されます。このWebサイトで発表の様子が確認できるため、多くのMRユーザーがさまざまなアイデアを臨床検査で活用できます。昨年の発表スライドに関しても現在、『Signa・る』で公開されています。この「Signa・る」は開設後13年で、約3,000名のユーザー登録を獲得しています。

弊社ではこのようなUMの開催を、MRIのみならず、CTやPET、核医学装置、超音波診断装置など他の製品群にまで拡大しているほか、開催地域を国内だけでなく世界各国に広げています。

今後とも最先端の技術開発に努め、時代のニーズに合った製品を市場に投入していくとともに、複雑高度化する診断装置の性能をフルに引き出してもらえるよう、ユーザーの方々のアイデアや工夫も共有しながら、顧客サポートにより一層注力していきます。

表:Signa甲子園2017の発表演題と発表者

GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、世界が直面する困難な課題解決に取り組むGEヘルスケアの中核拠点の1つとして、1982年に設立されました。国内に開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えする、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスをお届けしています。CTやMRI、超音波診断装置などの医療用画像診断から、体内診断薬、細胞解析装置などのライフサイエンス(生命科学)まで幅広い分野にわたる専門性を駆使しながら、GEの世界戦略「ヘルシーマジネーション」で掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質の向上」の実現を目指します。2017年12月1日現在の社員数は2,000名、国内に本社および60カ所の事業拠点。ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp (ライフサイエンス統括本部:www.gelifesciences.co.jp)。


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